第三種電気主任技術者(電検3種)合格への勉強方法

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難易度  ★★★★☆  合格率 10%以下 (2018年度合格率 9.1%)
資格は、自分自身の一生の財産です。!!
諦めずに努力すれば必ず栄冠が獲得できます。
学習した理論的なプロセスは必ず役立ちます。 
第三種電気主任技術者は、一般的に電検3種とも言われ電気の技術者としての登竜門となって社会的に価値も評価も高い国家資格であります。そのため、毎年の受験者数は約5万人から6万人の方々が受験に望んでいます。しかし、その合格率はここ数年10%に近い1ケタ台(23年度は5.5%と超難関)と可也難関の試験です。
 それでも、受験者数が多いのはなぜだろうか?。
それは、電気の技術者は今や社会が必要とされているからです。この資格は、保安業務が主体ですが、電気工事
・通信工事会社でも取得される方が多く、社会的にも高い電気の知識を持った技術者との評価されているからです。また、工事会社でもこの資格取得者が多い会社は、技術力の高い企業として評価が高いのも現実です。一方就職
・転職等にも有利で別途資格手当て等も付く企業も多いのも現状で、当然収入が多くなります。定年後の就職にも
有利で定年があってない様なものです。 一方企業での電気設備(高圧受電設備)を設置している事業主は、電気
設備に関して工事・保守運用等の保安監督者として法令で電気主任技術者を選任しなければならないことと義務
づけられております。
 電気主任技術者のニーズは、電気の専門技術者として電気設備(高圧受電・風力発電・太陽光発電等)がある限
り社会から必要とされる人材です。また、女性の方の取得も増加しており、様々なセクションで活躍されています。
 また、合格後電気設備の保安業務を5年以上経験すると、電気管理技術者として独立し電気設備の保安業務に
携わる事も可能です。
それでは、この資格についてもう少し具体的にご説明します。

1,電検3種とは、どんな資格なんだろうか?。

 電検3種は、先にもご説明した電気の登竜門となっております。この上位資格は、電検2種、電検1種となります。
電検3種の正式名所は、第三種電気主任技術者と呼ばれ、毎年1回9月初めの日曜日に実施されます。
この主任技術者資格は、主に電気設備の保安業務が主体です。電気設備工事の部は、第1種電気工事士/第2種
電気工事士等があります。主任技術者資格は、ポジション的には工事士資格よりも上位にランクされていますが、
工事は電気工事士資格取得者でないとできません。電気の世界では、保安業務と工事業務は分割されています。
しかし、電気工事士であってもこの資格取得後は、電気の知識等を持ち合わせているため、技術者として会社や
その取引先お客様・そして社会に対して、高く評価されているのも事実です。また、工事現場等の監督としても活躍
されている方も多くおられます。詳細は、一般財団法人 電気技術者試験センター "活躍する電気技術者達"を参照
して下さい。そのURLは "活躍する電気技術者達"(https://www.shiken.or.jp/engineer/index.html) です。
 (ここ近年)試験は(財)電気技術者試験センターが経済産業省の試験指定機関として実施されています。
電気主任技術者資格は、取扱う電圧によってことなります。この第三種電気主任技術者は、取扱う電圧が
 50,000ボルト未満(但し、5,000KW以上の発電所は除く)の事業用電気工作物を対象とした工事・保守運用の
 保安監督ができます。

2,電検3種の試験について

 (1), 試験日程
    年1回で、毎年9月初めの日曜日(ここ近年)に実施されています。
 (2), 受験資格
    制限はありません。やる気のある方ならだれでも受験できます。
 (3), 試験科目
    理論、電力、機械、法規の4科目です。どの科目も微積分を使用するような問題は出ない。
 (4), 科目留保制度
    4科目の内科目合格すれば、科目合格年を含む3年間は受験時に科目免除となります。
    3年で全科目合格しなければ、3年経過した科目については、その科目は受験となります。
 (5), 各試験科目の内容
    (財)電気技術者試験センターのページにて参照ください。
   尚、上記(1)〜(5)の詳細は、(財)電気技術者試験センターのページにて参照ください。

3,電検3種の勉強方法

(1), 概要
 各試験科目の内容は、広範囲に渡って出題されています。しかし、基本的なことを理解していれば、解ける
 問題ですが、可なり捻っています。また、理論・機械が難解で、電力・法規は比較的科目合格が取りやすい
 科目のようです。これは、理論・機械は計算問題が主体で、電力・法規は文章主体だからと思います。
 特に理論は難解で、第二種レベルの問題も一部出題されたこともあります。その問題は、三種レベルでは
 微積分を利用すると簡単に解答できますが、利用せず解答するとかなり複雑な計算となってしまいます。
 とはいうものの、三種レベルでは、微積分による計算は出題しないのが通例なのですが、まれにあるよう
 です。独学で勉強するには一工夫が必要です。また、問題はA問題、B問題とあり以前はB問題を征服し
 ないと合格できないと言われていましたが、ここ最近はA問題の方が難解でB問題同様な考え方で
 望まないと合格はできません。また、公式を暗記しその公式に代入すれば解けるという問題は、今や昔の
 お話です。もちろん公式は覚えなくてはなりませんが、ただ覚えるだけでは合格できません。

  そこで、合格できた私の勉強方法を述べます。これから受験される方に参考となれば光栄です。
(2), 計算問題の克服方法 その1 理論編
 ア、公式を覚えるのではなく、どうしてその公式が導かれたのか? を理解すること。
   これは、出題者にとって一番捻りやすい科目でもあり、とくに数式計算よりは、記号による計算が多く
   出題されており、その記号による計算に慣れる必要があります。特に、C・R・Lブリッジ回路、直並列回路
   からRやL,Cを求める計算が出ています。静電、電磁のクーロンの法則等も公式等を捻った形でベクトル
   計算等も出題されています。
 イ、電子の性質を理解する。
   電子を静電界の中に入れるとどのような作用をするのか。そしてその作用は、どんな方向でどれだけの
   力、エネルギーが作用されるのか。を修得する。また、電磁界においても、同様な考え方で対応する。
   フレミングの左手、右手のそれぞれの意味とそのなすべきベクトルをイメージできること。
   半導体のPN、NP、PNP、NPN接合の中の電子の動きと作用も理解する。
 ウ、静電界と電磁界は、公式において考え方が共通しているのでその関連を把握する。
    クーロンの法則等は、全く同じ考え方であるため、個別に覚え理解するのではなく、双方関連づけて
    理解すると比較的抵抗なく整理されます。
 エ、測定器の原理と応用
    測定器の動作原理と利用方法およびその応用(倍率器、分流器)
 オ、過去問題を繰り返し解く。
    これは、繰り返し解くと問題と回答を覚えてしまうという懸念があるかと思われがちですが、実はそうでは
    ありません。ただ漠然と解くだけの方法であれはそうなるかと思いますが、何回か問題をといていると、
    自分がなぜこの公式を使って解いたのかが理解し、さらに別解での解き方にも気が付いてきます。
    また、その公式のみならずその関連する公式等も自然にイメージとして浮かんできます。
    そうなると、出題者がいかに巧妙に捻っているかがわかります。
    この事が、自分自身に気が付かない内にいつの間にか応用力が付いてきているのです。そりを試す
    には、月刊誌の"工事と受験"等で試して見ると分かります。時間内に70点以上あればまずまずです。
(3), 計算問題の克服方法 その2 機械編
   機械の計算問題は、理論のような捻りは少ないように思われます。比較的、公式を覚え理解していれば
   解けるような問題と思います。しかし、トランスのパーセントインピーダンス等の問題については、理論の
   R,L回路となり多少捻っている場合があります。理論程ではありませんが。このようなことを念頭に入れて
   学習しました。
 ア、機械は、非常に広範囲に渡って出題されています。
   機械は、発電機・電動機・トランス等、そして照明・電熱・化学・自動制御・コンピュータで使用されている
   真理値表等広範囲です。そのため、問題の出題傾向がそれぞれ決まっている気がしました。
   これは、過去問題の出題内容を見るとわかりました。従って、出題傾向に沿った学習を基本的なことを
   理解する。   
 イ、発電機・電動機等は、その種別と原理そして損失・効率・トルク・スリップ・モーメント計算が出題が多い
    ため、それらの計算方法を修得。
 ウ、トランスは、効率・損失・パーセントインピーダンス等による計算が多い。
    それらの計算の他、△、Y、V結線等を含め容量計算等を修得。
 エ、照明計算は、パターンが決まっているので公式を理解しその活用方法を学習。
    照度、輝度、光度、効率等の計算と公式の活用、そのほかランプの種別と特徴による周波数等。
 オ、電熱関係については、熱量・比熱等の単位含め、熱量の計算/熱伝導率/必要電力等の計算や電気
    加熱方法/効率等を理解する。
 カ、その他、電気化学関係での計算は、化学反応式による計算/電気化学でのファラデーの法則等の理解/
   また、自動制御系では、伝達関数や増幅器の利得計算等の理解が必要です。

4,受験に利用した参考書

 私が受験勉強した参考書は、各科目別ではオーム社出版の電検三種 よくわかるシリーズです。
 また、過去問題集として同じくオーム社出版の電検三種完全解答です。過去10年分の出題された問題を
 完全収録されているので、各科目の出題傾向がわかります。同時に解答も分かり易く表記しされていたので
 利用しました。本がバラバラになるくらい何回も繰り返し学習しました。他には、工事と受験月刊誌や
 インターネットによる問題等で対応しました。現在オーム社の"よくわかるシリーズ"は、既に出版されていな
 物もあり、その後継として"やさしく学ぶ"シリーズとなって出版されています。内容は、"よくわかるシリーズを
 基本(オーム社編集部にR01,09,17に確認済)としているようなので、実際に書店にて確認した所、今まで以上
 に図解・文字色等でわかりやすく、パワーアップされている感じが致しました。

 また、計算問題等は、過去の参考書でも自身のパワーアップに繋がるとと思いますが、法令の改正等・自然
 エネルギー等に関する計算問題や法令等も出題されているようなので、基本的には、最新版の参考書を
 用意された方が良いと思います。経済的に余力があれば過去の参考書を購入していただければ良いと思
 います。

 受験者の強い味方になる参考書として受験勉強の一つとして参考にして頂ければと思い、以下にご紹介致
 します。 
  < オーム社 "やさしく学ぶ"シリーズ 電検三種受験参考書 >
                
 上記 オーム社"やさしく学ぶ"シリーズ の参考書は、図解・文字色等によりわかりやすく解説し、公式等の意
 味・公式を使用した例題による解説、更にセクション毎に理解しているかどうかを試す問題等が盛り込
 まれ受験参考書としては、かなり参考になると思います。 そして、実際に過去に出題された試験問題で試し
 それを何回も繰り返し学習する事により、より効果が出るものと思います。私の場合も過去問題は、ページ
 が汚れバラバラになるくらい何度も繰り返し学習しました。その事により、記号による計算(特に複素数
 R/L/Cの計算)になれる事が出来、当初に比べ早く計算できるようになりました。
  < オーム社 電検三種過去問題集 受験参考書 >
   過去10年間の4科目全て出題された試験問題が収録されているため、実際に受験した
たつもりでシミュレーションしたりしながら自身のパワーアップに繋がります。

問題を解くためのポイントや考え方等をわかりやすく解説掲載しているので、受験を志す
方には、力強い書籍と思われます。また、一般的な解き方以外の別解でも求められる
場合も解説しているので、応用範囲が広がる学習の方法と思われます。

合格するためには、ただ問題を解くだけのみではなく、理論的に理解する必要があり
ます。そのためには、繰り返し問題を解きより多くの問題にチャレンジする事をお勧め
します。
 
 
 
   
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