ADSLブロードバンド回線のノイズ対策 引込み線について。その方法とは?!!

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インターネットを快適に楽しむ為の秘訣 !! (通信設備編) ADSLブロードバンド回線のノイズ対策 引込み線について。その方法は?!!
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インターネットを快適に楽しむための秘訣 !! (通信設備編) 引込み時のポイントとは?

まず、インターネットをするため電話回線を、電柱からの引込みからパソコンまでの配線系統図をみてみます。
電柱からパソコンまでの配線系統図
            図 1  電柱からパソコンまでの配線系統図
インターネットをするためには、まず電話回線が必要となります。上図は、電柱から引込みして宅内にあるパソコン
までの系統図ですが、その中でも保安器までの引込みについてご説明いたします。
       
       このページでは、以下のことについてご説明いたします。
         1, 局から保安器までの引込み線について、そのノイズ対策方法とは?!!
          1-1, ISDNデジタル回線との混在利用時の引込み時の留意点。
             < 引込み時のノイズ対策 >
          1-2, ブリッジタップ(BT)は、ADSL回線の速度に大きく影響を与える。
     
 1, 局から保安器までの引込み線について、そのノイズ対策方法とは? !!
 現在ご利用している回線が、ISDNのデジタル回線の場合そのまま利用し新たにブロードバンド回線を導入する時
は特に次のような留意点が必要です。 後ほどご説明します。アナログ回線の場合は、ガス・警備保障等の警報通
知回線として運用利用していない場合は、特に問題はありません。 

 1-1, ISDNデジタル回線との混在利用時の引込み時の留意点

   ISDNデジタル回線とアナログ回線を 1本のケーブル内にいれて引込みを行うと、デジタル回線からのノイズが
   アナログのADSL回線に誘導され、インターネット速度が低下したり、インターネットのホームページの画面が
   表示されなかったりする障害が発生する要因にもなる場合があります。
引込み線は、屋外線ケーブルを使用している。 左図のように電柱からは、屋外線と呼ばれるケーブルで
加入者宅の保安器まで、引込み配線されますが、その
ケーブル内にISDN回線とアナログADSL回線とを混在
して引込みをすると、ADSL回線に対してノイズによる
影響を受けやすい状況となります。
下図のように、1本のケーブル内にISDN 回線とアナログADSL回線とを混在して引き込むと、ISDNデジタル回線
からのノイズをアナログADSL回線に影響を及ぼし、インターネットの速度の低下、インターネット回線の切断と
いった品質を低下させる原因となる場合があります。
アナログADSL回線に対してノイズに強い引込み方法は、別々のケーブルで引込みをすることが良い。
上図左側のように 1本のケーブルの中に、ISDN回線とアナログADSL回線を混在して引込みを行うと、アナログ
ADSL回線に対して、ノイズ等の影響を受けやすく、リンク断や速度低下といった障害が発生しやすい状況となり
ます。 これは、下記理由からです。下図は、ISDN回線とアナログADSL回線との周波数使用帯域を表したものです。
ISDNとADSLとの使用周波数帯域で、26KHz〜320KHzまでが、重なっているためADSLに対して悪影響を受けやすい。
上図のように、ISDN回線とADSL回線を1本のケーブルの中に混在しますと、ISDN回線の使用周波数(0〜320KHz)
とADSL回線の使用周波数(26〜1,104KHz)の一部が重なる(26〜320kHz)部分が発生します。
 この部分がいわゆる干渉されADSL回線に影響を及ぼすということになるわけです。
  <参考>
     局から引込みする電柱までは、特殊なケーブル(シールドされたノイズ対策を強化した)で敷設されているので
    上記のような問題はありません。引込みをする屋外線というケーブルを使用した場合のことです。
   <引込み時のノイズ対策>
  (1) 新規にアナログADSL回線を申し込む場合、またはISDN回線も申し込む場合は、引込みをする時に、ISDN
     デジタル回線とアナログADSL回線とは、別々のケーブルで引き込んで頂くようにお願いしてみましょう。
     これは、お申し込み時にお願いすれば、引き込んで頂けると思います。面倒だなと思われる方は、電話工事
     業者経由で申し込めば、そのような面倒な手続きも全てして頂けると思います。
  (2) 既にISDN回線とアナログ回線とをご利用になっていて、そのアナログ回線をADSL回線として申し込まれた
     場合は、一般的にNTT局内工事で完了する場合が多いので、現地での別々の配線は難しいかもしれませ
     んが、もし現地での作業が発生すればお願いしてみるのも一つの手だと思います。尚、既に別々に引き込
     んでいる場合は、問題ありません。
  (3) 引込み工事のときは、できる限り立ち会うようにして、引込み業者に確認するようにしましょう。
     不在のときは、お願いしていたとしても、連絡の行き違いで引込み業者に伝わっていなかったり、工事の
     やり易い方法で工事をしていく場合がありますので、立ち会うようにしましょう。電話工事業者に依頼すれば、
     立ち会って頂ける場合もありますので、一度ご相談してみるのも良いと思います。
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 1-2, ブリッジタップ(BT)は、ADSL回線の速度に大きく影響を与える。
   NTT局から加入者宅(保安器)までの電話線の途中に分岐装置というものが取付けられている場合があります。
   この分岐装置は、電話線の分岐や回線の取り出しをしやすくするためのもので、通常ブリッジタップと呼んでい
   ます。分岐した電話回線を使用しなくなった場合などは、一応取り外しているようですが、そのまま残っている
   場合があります。このようなブリッジタップがあると、音声通話には支障がありませんが、ADSL回線には支障を
   きたします。ADSL回線は高い周波数を使用するため、インターネットの速度が低下する状況となります。
   ちなみに、ブリッジタップ 1ヶ所付いていたとすると、その線路損失は 2〜4db増加することとなり、当然数が多
   ければ、それだけ線路損失が増加することとなって通信速度の低下となってしまいます。
   このブリッジタップを取り外すことにより通信速度が改善される場合があります。引込み工事をお申し込みの時に
   付いているか否かを確認していただき、付いていれば取り外しをお願いして見るのも良いと思います。
    < 対策 >
  (1) ADSL回線に申し込む段階で、局から保安器までの間にブリッジタップ(BT)が取り付けられているか確認を
     NTT西(東)日本にしてみましょう。

      既設アナログ回線からADSL回線にした場合は、局内工事のみ(NTT交換局)で対応する場合が多いので
     なかなかブリッジタップを取り外してもらえないケースもあり、余り通信速度がでなければ、ご相談してみるの
     も良いと思います。意外と電話工事屋さんにご相談するとスムーズに行く場合もあります。ブリッジタップの取
     り外しは、基本的には有料とのことであるが、同じ基本料金を払っているのですから、その場所での最善の
     環境を提供すべきと考えますので、まずはご相談してみるのが一番だと思います。
  (2) 新規に引込みを含むアナログ回線を申し込み、ADSL回線として運用する場合は、申し込みの段階で、BTが
     入っているかどうかをきちんと確認して、もし付加されていれば取り外してもらうようお願いして見るのも一つ
     の方法だと思います。
  (3) 後日、BTの取り外しをお願いした場合は、有料となってしまい2〜3万円位かかる場合があります。
     したがって、申し込み時に確認して、取り外して頂くようお願いした方が良いと思います。
  以上がNTT局から保安器までのご説明です。
  次に、 1-3, 加入者保安器についてご説明いたします。
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